鏡に映るのは“今の自分”じゃない?
「これが私?…本当に?」
EXPO2025大阪・関西万博で、そんな“感覚の揺らぎ”を味わえるのが、 落合陽一氏が手がけるシグネチャーパビリオン『null²(ヌルヌル)』です。
ここでは、あなたの姿が“いのち”としてデジタル化され、 まるで「未来の自分」と出会うような体験ができる。
テクノロジー×哲学×アートが融合した空間で、 「人間とは何か?」を問い直す——それが、null²の真のテーマです。
✅この記事でわかること
- シグネチャーパビリオン「null²」とは?
- 落合陽一氏の哲学と、このパビリオンに込められた想い
- 実際の展示内容、体験できること、そして注目ポイントは?
- よくある質問や、知っておくと面白い豆知識まで!
null²とは?|いのちを“磨く”という未来の問い
null²(ヌルヌル)は、「いのちを磨く」をテーマに、 来場者の身体・感覚・存在をデジタルの視点で再構築し、 “いのち”そのものを考え直すための体験型パビリオンです。
プロデュースしたのは、筑波大学准教授・落合陽一氏。 メディアアーティスト・研究者として知られ、 「デジタルネイチャー」の概念を提唱する第一人者です。
人間とは、心を持つ存在ではなく、心を持っている“ように見える”存在である。
彼のこの思想が、パビリオンの全体に流れています。
null²とは?|いのちを“磨く”という未来の問い

① 鏡の再発明|歪んだ自分と対話する
- パビリオン全体が「曲がる鏡」に覆われている!
- 人や景色が波打つように歪む不思議な空間
- 感覚がズレることで“自分って何?”と感じさせる
② Mirrored Body®|“自分のデジタル分身”が生まれる
- 来場者をスキャンし、唯一無二のアバターを生成
- ブロックチェーンで守られた“あなただけの身体”
- 未来のID、デジタル社会の新しい自己像を提示
③ 全身没入型インタラクティブ体験
- 床・壁・天井に映像が展開する360°シアター
- 動きや声に反応する“インタラクティブ映像”
- テクノロジーと身体の境界が曖昧になる空間演出
null²とは?|いのちを“磨く”という未来の問い
“null”とは「空っぽ、ゼロ、未定義」を意味します。 そこに二乗(²)がかけられることで、 「何もないものが、無限の可能性を持つ」というメッセージが込められています。
落合氏が目指すのは、“無”から新しい“いのち”を立ち上げること。 「何もないところから世界を創る」という哲学が、ここに表現されているのです。
Q&A:null²パビリオンのよくある質問
Q. 所要時間は? A. 約30~60分程度を見込んでください。映像体験やインタラクションにより変動します。
Q. 子どもでも楽しめる? A. 小学生高学年以上がおすすめ。感覚的な展示なので、子どもも直感的に楽しめます。
Q. 写真は撮れる? A. 一部撮影NGのエリアあり。全体的に体験を優先する構成なので、公式情報を確認してください。
Q. デジタルデータはどう使われるの? A. 来場者が生成したアバター(Mirrored Body)は展示内でのみ活用され、保存・再利用はありません。
まとめ:あなたの“いのち”を、未来に残す旅へ
- あなた自身の“いのち”が、作品として立ち上がる 従来の展示とは違い、null²ではあなたの存在が“完成形”をつくります。
- “デジタル分身”と未来をつなぐミラー体験 身体と感情が、テクノロジーによって再定義される感覚。ここでしか味わえません。
- 「人間とは何か」を、体で考える60分 科学でもアートでもない、“哲学する空間”が、あなたの内側に問いかけてきます。
null²は、ただの展示ではなく、「未来を生きる覚悟」を持てるようになる場所。
そしてこの体験は、あなたの中に眠る“未知のいのち”を目覚めさせるかもしれません。
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